絵師日記 番外編

高松宮記念杯競輪 インターネットライブを終えての御礼と能書

                   
かなりの長文です。申し訳ごさいません(苦笑)

小嶋敬二のG1初制覇で幕を閉じた今年の高松宮記念杯、
4日間インターネット中継を担当させていただきました。
幣サイトをいつもご覧いただいている皆様をはじめ
多くの皆様にご視聴いただきましてありがとうございました。
予想を大幅に上回るアクセスにつき、サーバーが不安定になり
ご視聴の皆様には、大変ご迷惑をおかけしました事を
深くお詫び申し上げますm(__)m

中継内でもお伝えさせていただきましたが
当中継は宮杯イベント会場内でも放映しておりましたので
現地でご視聴いただいた方もいらっしゃるかと存じます。
大きな画面で私のデカい顔をお見せして申し訳ございませんでした(苦笑)

今回のネットライブは
「今までに無くバラエティー要素の強い内容にしたい」と思っておりました。
今の競輪中継はあまりにも画一的です。昔と何も変わっちゃいない。
レースとオッズしか流さない中継や
淡々とレースを消化する「だけ」の中継ばかりです。
競輪をじっくり楽しみたいファンにも、選手を応援したいファンにも
競輪歴の長い方にも、競輪を興味を持ち始めた方にも
1つのメニューしか提供しようとしない。
吉野家のように流行ればいいですよ。でも普通の店なら潰れかねない(苦笑)

中継に出ていらっしゃる方たちは
「6時間もずーっと見続けてもらえているのか」不安に思わないのだろうか?
もし「単に仕事で競輪番組に出ているだけだから
チャンネル変えようが変えまいが関係無いわ」と思う方がいるのなら
そんなヤツがマイクを持って競輪を語ってもらいたくないので
さっさとヨソに逝ってください。競輪の低迷は深刻なんやから・・・

競艇(JLC)もご覧になる方はご存知かと思いますが
競艇には「初心者向け中継」が存在します。
レース実況は当たり前ですが、いろんな角度からバラエティー的に
番組を作っていらっしゃいます。
SG(競輪ならG1ですね)なら、なおさら多くの方がご覧になられるわけですから
このような中継は必要だと思っておりました。

競輪選手は4千人近くいるわけですから
全然知らない選手が出場しているって事が多いと思います。
もちろん私もそうです(笑)
知らない選手から車券を買うなんて、私にはとても出来ません。
これが「ヒラ」競輪が売れない一因だと私は思います。
選手ひとりひとりを紹介し、注目してもらい・・・そしてレースを楽しむ。
全体の4割を占めるヒラ競輪。これを楽しまないテは無いですからね。

今回、元選手でも無い私が「解説」扱いになりまして恐縮しておりました。
あくまでも「一競輪ファンの能書きを言葉と絵にした」だけですからね(笑)
それにしても競輪ファン同士の会話は実に面白い。
ホンマか嘘かわからないような内容で盛り上がってる(笑)
現役選手や元選手は「現実を知っている」わけですから
空想(と言うかネタと言うか)するって事は、そんなに無いでしょ。
でも、ファンは現実をあまり知らないですから
だから「○○と○○は仲悪いんとちゃうか?」とかを
わずかなデータから必死に想像する・・・これが面白い。
似顔絵のネタはそこから生まれてくるわけです(笑)

今回のネットライブは、本当に好き勝手に
自分の言いたい事、描きたいモノを描かせていただきました。
掲示板にも書きましたが
司会の井上さゆりさんが、本当に笑って私にあわせて下さった事が
楽しい中継つくりには、何よりも大きかったと思います。
「つまらない」とか「イヤだなー」とか思っていると
いくら演技が上手い(と思っている)人でも必ず顔や声に出る。
私も中継見ていて敏感に察しますよ。ふふふ
何しろ・・・上記の通り、ファンは必死に想像しているわけですから(笑)
「視聴者は絶対にだまされない」
その点を重々承知の上で、ネットライブに挑んだ次第です。

台風の影響で1日順延がありましたので、5泊6日
いろんな皆様にお世話になりました。
私のワガママを何でも聞いて下さった、日本写真判定様
休む間も無く玉野に向かわれた「コーヤン」こと
大津メイン解説者の尾池孝介さん。
司会の井上さゆりさんや実況の三浦耕司さんをはじめエヌズの皆様
大津びわこ競輪場関係者の皆様

それと何よりも・・・
今回のネットライブをご視聴いただきました多くの皆様に
心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。m(__)m
                               2003年6月3日 竹田栄治


絵師日記 番外編

「競輪絵師、スポーツキャスターの大御所に会う」の巻

6月14日(金)日本全国が、サッカーW杯 チュニジア戦に注目していたその頃
私は東大阪の自宅から、芦屋のホテルへと向かっておりました。
昨年まで「宮杯の顔」として30年間司会をなされていた西澤あきら様に
私が無理を言って、お会いする事になったからです。


以前は、宮杯中継でも他場と同様に「応援FAX」の募集がありまして
ちょくちょく西澤様の似顔絵を描いて送ってたんですな。

ひょっとしたらTVでご覧になられた方がいらっしゃるかも(笑)

で・・代表的な作品(笑)がコレです。

なんとも失礼な限りですが・・・(笑)
ありがたい事に、これらの絵の事を覚えていて下さっていたのです。



宮杯直前のある日、1通のお便りが自宅に届きました。ナント西澤様からでした。
「宮杯ご勇退」と私如きの者に「応援御礼」の内容でした。
なんせ・・・↑のような似顔絵ばっかしでしたから、「御礼」されて、大変恐縮しました。
ぜひお礼が言いたくて、メールにて「会えませんでしょうか」とお願いしたわけです。
ご多忙中にもかかわらず時間を割いていただけて
14日14:00に芦屋のあるホテルでお会いできる事になったのです。


当日の主要駅は、どこもかしこもニッポンブルーで大混雑
さらに運悪く・・・当日は、JRのダイヤが大幅に乱れてしまい
約束の時間に間に合わず、いきなりご迷惑をかけてしまいました。
ホテルのロビーに着いたら、TVでおなじみの「微笑む」西澤様がいらっしゃいました。
さっそくホテル内のティーサロンでお話をする事にしました。

ティーサロンでは、宮杯の思い出話を伺えました。
30年間宮杯の司会をされただけに、興味深い内容でした。
視聴者のみならず、選手の皆さんにも「宮杯の顔」として親しまれていたんで
実にほのぼのとしたエピソードでした。

反対に・・・苦労話もいろいろ伺いました。
競輪ファン、そして選手に喜んでもらうためのアイデアを出されても
改善してもらえない歯がゆさ・・・・
中継も、近年は売上至上主義で、タイムキーパーのような番組進行・・・・

長年に渡り、第一線で活躍されているだけに、そのお言葉には重みがありました。


最後に、「サインに座右の銘をいただきたい」とお願いしました。

これからは、以前にも増して後進の指導にあたられるとの事です。
「『プロ』のアナウンサーを育てていきたい」と仰っていました。

そして、張りのあるお声で「もちろん自分もまだまだ現役です」と
まもなく68歳とは思えないほど、元気ハツラツ(笑)

1時間半の会話は、実に貴重でした。
「絵の仕事がんばって下さいよ」と励まして下さったお顔は
やっぱり・・おなじみの「微笑み」でした。

西澤様ありがとうございました。今度ともよろしくお願いいたします。

2002.06.14  竹田栄治 筆


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